追っかけ??

2004年1月16日
いや〜、ビックリした!っつうか恐怖である。

今日の仕事帰りの出来事。

いつも通りの帰り道。前方から他人同士が縦列で歩いてくる。ピッチリバッチリ縦列な訳が無いので、2,3人続いてほんのり感覚が空いて、また2,3人・・・てな具合だ。

そんな具合の縦列のとあるグループ(勿論他人同士)の、2番手の人が突然走り出した。悪意を持って発言すれば、”はげオヤジ”と見える男が走り出した。ソレもものすごいガニ股で、と言うか、膝が常に外向きに曲がっていて見ようによっては体にハンディキャップのある人なのかと。

すっかり陽も落ちていて、街灯の明るさだけで距離感等も鈍っていたのかもしれないが、どう見てもその禿オヤジが、前の人を追い抜くような走りっぷりではなかったように思えた。そして、お互い向かい合ってそれぞれがそれぞれの前方に進んでいる。あっと云う間にお互いの距離は縮まるわけで、まさか私にぶつかりそうな勢いで道にはみ出してくるとは全く考えなかったのだ。

しかし、あろう事かその”禿おやじ”は前の人を追い越そうとソノ縦列から道にはみ出してきた。
禿おやじはもちろん私も前に進んでいるので、”ハゲ”が道に飛び出した頃はすでに私のすぐ斜め目の前、横一列に並ぶ勢い。

私はと言えば、自転車なのである。
ビックリしたから、ちょっと横に一歩と言う訳にはいかないのだ。マイペースにゆっくり走っていたとは言え、いくらよけても直線的には無理で、どうしても弧を描いてしまうわけだ。
その”ハゲ”は私を突き飛ばすとまでは言わないにしろ、私の体を自分の手で明らかに押しのけようとしたのだ。いえ、押しのけました。

オイオイ!!!

気持ちはわかるが、私が自転車のまま横倒しになるっつうの!

どっちもどっちの状況かもしれないが、自分が急いでいるがあまり、すぐソコに迫り来る自転車に乗った私に気付かずいきなり飛び出してきた”ハゲ”だって悪いように思える、ィャィャ、”ハゲ”の方が悪いと思うのは、私の自分可愛さだけからだろうか?

ビックリだし危ないだろ!って思いから
「何だよ、ばか!」と”ハゲ”に向かって呟いた。

そしたらどうだ。

その”ハゲおやじ!

気が付けば、何かを言いながら物凄い勢いで追いかけてきたのだ。何を言っているのかは聞き取れなかったのだが、何かを言いながら、そして重ーい足音が後から響いてきたのだ。

ビックリだ〜〜〜

別に一方的に怒られる筋合いもないので、応戦しようかと思ったのだがあの勢いじゃ何されるかわからないと、冷静に思いペダルを踏む足に力をこめたのは言うまでもない。もちろん、重い足音が聞こえ追いかけてきていると確認した以外は後ろは振り向かずにね。

前方からは大勢の徒歩の人々、そして、車が1台、自転車も1台こちらに向かってくる。
しかし、私の尋常じゃない様子を感じ取ったのか、自転車の男の人は止まってよけているし、車も止まってくれギリギリ、溝と車の間をすり抜け逃げ切りました。

どこまでついてくるかわからないけど、とりあえず足音は聞こえなくなったようなので、若干自転車のスピードを緩め、しかしながら、自転車では通ったことのない家路を帰ってきたよ。
やはり後ろは振り向かずに。←チキン野郎だなぁ。

まったくビックリだ。

「チッ!!」と思ったくらいだから逃げたけど、最高にむかついてたら、自転車を止めて応戦していたかもしれない。でも、絶対こっちから先に手は出しません。先に手を出したら負けだからね。

そして、やっぱり格闘技を身につけるべきだと思った出来事でした。
まぁ、下手に格闘技なんか身につけたら変に自信がついてしまって危ない相手にも立ち向かっていきそうで、逆に危険な香りもするけどねぇ・・・

しっかし、ビックリだねぇ。人を突き飛ばさんとしておいてちょっと文句言われればわざわざ急いでいる家路はさて置き、追いかけてくるとはねぇ。
バカとしか思えないハゲオヤジである。

しかし、あんな勢いで追いかけてくるくらいだから、来週の帰り道は少々用心しなければ。念の為。
まぁ、今日のような時間であれば人は沢山いるからね、何とかなるだろうけど。

そして、やっぱり私はちょっとしたムカついた際の言葉から、恨みを買って殺されて人生の幕をおろす予感が、やっぱり、するのである・・・

しかし、あそこで私が大声で「たすけてー」とか叫んでいたら、誰か助けてくれたのだろうか。関わりたくないとか、他人の事に興味なしって感じで、殴られていても皆素通りしていたのかもしれないよね・・・

あぁ、しかしむかつくな、あのハゲ。

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